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最近読み始めた英語の本

         Gate of the Sun (Vintage)

  この本はメインブログでこの作家についての新聞記事を扱ったときに、関連事項を検索中に、面白いという意見を見つけて以来、気になっていた本だ。(そのメインブログの記事はこちら。)

 エリアス・クリーはレバノンの作家で、原文はアラビア語。これはその英語訳である。フランス語訳も出ているそうだが、書店では見当たらず、たまたま立ち寄った英語書籍専門店で見つけたので購入した。

 英語を勉強して英米文学を原典で読みたい、という考えももちろん理解できる。特別に好きな作家はどうしても原典で読みたい、ということも当然あると思う。でも私は英語の学習で英米を始めとする英語圏一辺倒になるのは残念なように常々思っている。文学はもちろんのこと、その他の情報も、英語圏以外のものが世界に出る場合、まず英語に翻訳されることが多い。そういう事情の中、英語が理解できれば、英米以外の国の、まだ日本語に翻訳されていない、今後も翻訳される可能性の低い文学をとりあえず英訳で読めるという可能性が出てくる。

 最近、昔に比べ安価になったこともあり、日本でも英語のペーパーバックを手にする人が増えてきているようだ。英語の読書クラブなども発達しているようで結構なことだと思う。でもそれらが発信する情報を見ていると、英米の娯楽小説の読書に終始しているようで、残念にも思う。英語を通して、読み物の世界が広がったのだから、英米以外の文化を反映するような本にも、視野を広げて行くべきなのではなのではないだろうか。

 さてこの本だが、まだ読み始めたばかりで、全体の20分の1しか読んでいないので、面白いかどうかはまだ分からない。これから面白くなりそうな気配はしている。使われている英文は平易だ。中学から高校初級程度の英語のように思える。それにもかかわらず、一種の分かりにくさがある。それは状況が特殊なのだ。昏睡状態の男性に話しかける形でストーリーが語られている。思い出話などを語っていくうちに、語り手や昏睡状態の男性、語り手が言及するその他の人物について、だんだん明らかになっていく、という手法が使われている。そのため手探り状態で読み進めていかなければならない。そこがサスペンスを含み面白くもあるが、分かり難い原因にもなっている。

 分かりにくいもう一つの原因は、中東戦争中のレバノンの話なので、私は地名にもなじみが薄く、当時のレバノンについての知識はほとんど皆無なので、登場人物たちが置かれている状況を掴みにくいということだ。しかし巻頭には地図も挿入されており、参照可能であるし、当時のレバノンの人たちの暮らしを知ることが出来て興味深いとも言える。

  英語の読書を再開しなければ手に取ることも無かった本であり、最近アラビア語の勉強を始めたこと、ル・モンドの新聞記事でこの作家に出あったこと、などいろいろなことが重なって、この本を手にしたわけで、評価の高い本でもあるようなので、最後まで読みたいと思っている。

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テーマ : 洋書多読
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

まゆの

Author:まゆの
1991年よりフランスに住んでいる。いろいろな言語をかじってはいるが使い物になるのはフランス語と英語だけ。中国語に限らず独学は初めて。こんなところで一人で何ができるのか挑戦してみようと中国語を始めるも思うように進まず、勉強を継続するためにこのブログを立ち上げた。その後、前に少し勉強したが忘れ去っているアラビア語とイタリア語も少しずつやり始めた。現在は、時間的な事情と学習環境が作りやすいイタリア語に集中することにして、あきらめずに続けている。メインブログとしてフランス語とフランス生活のブログを運営している。

2010年10月からしばらくイタリア語に集中することにし、

現在のメインテキストは
Allegro 3. +CD. Libro dello studente ed esercizi
その他、自主学習用にいくつかの参考書や問題集を使用している。

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