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外国語の音の好き嫌い

 今年度から第2外国語としてドイツ語をやり始めた娘が言う。「なんか変な音なんだー。あんまり好きじゃないな~。」と言いながら変だと思ういろいろな単語を披露してくれた。娘のフランス語訛りの怪しげなドイツ語は、確かに美しいとは言えず、奇妙に聞こえた。私はドイツ語を勉強した経験がないのでさっぱり分からないが、母音の多い明るい感じのする言語が好きで、ドイツ語はその範疇には入らないとも密かに思っている。

 私が学習した言語の中で、音声的に一番美しいと思っているのは、実はフランス語である。強く明るく堂々と語るにも向き、ささやくように、つぶやくように言うのにも向く言語であると思う。甘く切なくも語れるが、堂々と論陣を張ってもサマになる。それにデモ隊のスローガンやアジテーションで勢いよく叫んでいるのを耳にすると、主義主張を声高に叫ぶのにも適する言語であると思う。

 言語の音を美しいと感じる、感じないは個人的な好みの問題で、上記の私のフランス語の音声に対する評価に全く賛同しない方が居ても不思議ではない。しかし今の私のフランス語の音声に関する愛情、愛着は、この言語に出会った頃には全く無かった。フランス語を学習しようと聞いたのはその昔のNHKのラジオ講座が初めてで、それがフランス語の音声との出会いであったわけだが、第一印象は決して芳しいものではなかった。もぞもぞ、ぼそぼそしていて、はっきりせず、間が抜けている!というのがその時の印象であった。この印象はその後何年も続き、当時の私はスペイン語がきれいで格好いいと思っていた。(今も思っているが。)

 フランス語を評価するようになったのはいつの頃からかはっきりしないが、10年ぐらい前、俳優がヴェルレーヌの詩を朗読する会に偶然参加し、詩の内容云々以前に音声の美しさに心を打たれた。その後、フランス語の音声的美しさを疑わないようになってしまったのだ。

 だからドイツ語が変だ、という娘に言った。「最初は変に聞こえるかもしれないけど、勉強しているうちに好きになることもあるよ。私はフランス語を初めて聞いた時は、間抜けに聞こえたけど、今はきれいだと思ってるんだから。」「なんでフランス語が間抜けなのよー。」と答えた娘だったが、今後ドイツ語の音を好むようになるだろうか。

 日本語の音声に対する外国人の評価はどうなのだろうか。母音が多くて明るくメロディアス、とアメリカ人が言うのを聞いたことがある。日本語-中国語の交換学習をしている中国人のJiaは日本語の音声的な美しさから、学習しようと興味を持つことになったらしい。なんでも日本語は意味など分からなくても優しく柔らかで、女性が話していると非常に美しく聞こえるのだとか。

 ちなみに私は失礼な話だが、中国語の音声は未だに美しいとは思えない。私の学習動機は音声とは別のところにあるのだ。中国語の美しさに魅せられた、という話を幾度か聞いたので、学習が進むに従って私の好みもフランス語の時のように変化していくかもしれないし、このまま好みが変化しない可能性もあると思う。

 イタリア語は、母音が多い言語が好きな私には音声的に好感を持ちやすい言語である。アラビア語の音声は全く好きになれない。(中国語とどっちが好きか、と聞かれるとかなり迷う。)アラビア語は普段街で耳にする機会もあるが、美しいとは思えない。ただ、アラビア語のラジオ放送を偶然聞いたことがあり、いつになく美しい、と思ったことがあるので今後評価が変わってくる可能性がないわけではないと思う。

 言語の音声、皆さんはどのような好みをお持ちなのだろうか。

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テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

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お久しぶりです。わたしは高校生のころ、中国語とスペイン語が美しいと思っていました。大学の第2外国語ではどちらかを履修しようと決めていました。わたしも当時はフランス語は美しいとは思っていませんでしたね。「○をはくときのような」と形容されるパリのRの音が原因でしょうか(笑)。いま学んでいるロシア語も美しいと思っています。

 わたしも中国語の音はあまり美しいと思っていません。でも、「中国語の音がきれいだから始めた」っていう意見も結構聞きますよね。ま、ホントに個人的な好みの問題ですから。
 「女の子の話している韓国語はかわいい」というのがわたしの周りの日本人(男女問わず)に多く見られる意見です。わたしもそう思います。

おひさしぶりです。
新学期でお忙しくしていらしたのですね。ご家族のどなたかが具合を悪くしているのでは、と案じていましたので安心しました。そういえばそちらは秋から新年度でしたね。

さて、確かにドイツ語は言葉が喉で詰まっているような感じがしますね。ラテン語系の言語とは全然違います。単語一つ一つが独立しているみたいに聞こえます。
フランス語やイタリア語は意味が解らなくてもなめらかに聞こえるので、耳に心地よいです。
日本語はすべての音に母音が付きますから、子音だけの音が持つ尖った感じが無いのでしょうか。でも母国語は何を聞いても意味が解りますから、正直なところ音が美しいかどうかはピンときません。漢字とひらがなを使った見た目は美しいと思います。大好きです。

コメントありがとうございます。

 *Chez toiさんへ

 お久しぶりです。ブログ始められたのですね。また覗きに行きます。あ、スペイン語では趣味が合いますね。
 フランス語のRは私はうがいのような音、と習いましたが、この形容もエレガントではありませんね。アラビア語のkhを痰を吐くような音、と習ったことがあり、これも印象を落とすのに一役買ったかもしれません。
 フランス語のRはそれだけを取り出して外国人が必死で練習すると、美しくない音になると思います。空気の塊をのどでなでるように柔らかく発音するのがなめらかに言うコツではないでしょうか。あと、そればかり必死で練習しすぎないことも大切かも。

 この夏はロシア語をよく耳にする機会を持ちましたが、きれいで暖かい言語だと思いました。ただ繰り返して言うのが困難で発音が複雑に聞こえました。そこ行くと、スペイン語は聞き取りやすく発音しやすいですよね。
 
 *けいさんへ

 けいさんが中国語を美しいと思わないのなら、やっぱり美しくないかも、と思ってしまいますね。個人の好みですから理屈では説明できませんが、私は声調やそり舌音、Rの音、無声音が美しくないと思うんです。こんなにいっぱいあってはどうしようもない、という感じです。声調なんて中国語の要だし。

 韓国語は長らくリズムが美しくないと思ってきましたが、韓流ドラマを見ていて可愛らしい、美しいと思ったことがあります。美しい人たちが話していたのでビジュアルに助けられたのかもしれませんが。

 *すいさんへ

 ご心配をおかけしました。新学期や諸々の雑用でブログに向かう心の余裕がなくなり、すっかり遠ざかっていますが、近々メインブログも復活する予定です。

 ドイツ語は続けていらっしゃいますか。ドイツ語は個々の発音は詳しく勉強していないので知らないのですが、話しているのを聞いた時に変な抑揚があるように思います。あと、喉の奥から出るような音や半分飲み込んだような音も聞こえるのですが、あれは母音の調音点が違うのでしょうか。

 イタリア語は私にはフランス語より勢いがありパワフルに聞こえます。だからうるさい、あるいは賑やかな印象を与えます。初めて勉強した時はスペイン語が根性なくしたみたいな感じだと思いましたけど、この印象の根拠ははっきりしません。

 そうですね。母語はついつい意味が先に立って音声に評価が下しにくいですね。でも一般に母音の多い言語は明るくはっきりしていて耳に心地よい、と言われますから、日本語もこの範疇に入るのではないでしょうか。

 日本語の見た目は私も好きです。子供時代、嫌ってきた漢字もこの頃になって良さが分かるようになりました。漢字平仮名交じりの複雑な表記システムも初心者を寄せ付けにくくハイソサエティーのステイタスがあるような気もしています。知的に成熟した言語なのだよ・・・。
 

たびたび失礼いたします。

ドイツ語は続きませんでした! ダメです!
ラジオ講座だけで勉強していたのですが、6月のはじめには見事に置いてきぼりでした。
ラテン語の講座に再び通い始めて、どうやってもドイツ語にまで手が回らなかったのです。ラテン語に一区切り付くか、フランス語をマスターしたら再挑戦したいです。(そんな日は来るのでしょうか....)いくつも並行して学習を続けていらっしゃるまゆの様は本当にすごいなと尊敬しています。

まったくゼロからの外国語をラジオ講座だけで勉強するというのは、思った以上に大変なことだと実感しました。フランス語を始めた頃のことはもう忘れてしまいましたが、最初だけ習いに行っていたのでどうにか活用できていたのかなと思います。
今では「入門編は簡単さ」と余裕を見せていますが、あれで基礎を学んでおられる皆様は感嘆に値します!

「日本語は知的に成熟した言語」「ハイソサエティーのステイタス」....良いですね!
今すご~く誰かに云いたいです(笑)。

すいさんへ

 いろいろな方のブログを拝見していると外国語を全くの独学で長年学ばれている方が多く、感心してしまいます。
 私は去年始めた中国語は最初はラジオ講座のテキストとCDだけで勉強していました。すいさんと同じように6月に脱落しました。ところがテキストやCDを定期購読していたため家に届いてしまいます。仕方なく惰性でちんぷんかんぷんのまま8月ぐらいまでは聞きました。定期購読していなかったら6月でやめていたと思います。
 せっかく買った6か月分のテキスト(結構高額です。)を無駄にしてはならじ、と思い他の独習書を取り入れたり、辞書を買うなりして投資をして逃げられない状況に追い込み、ブログを開設しました。そこにJiaという中国人が協力者としてタイミングよく現れ、今も勉強ははかどらないながらも、やめることはなく一応続いています。
 こういう条件が重なったのでなんとかあきらめず続けていますが、やはりラジオの講座を一人でやる、というのはなかなか難しいですよね。私は英会話はほとんどラジオ講座で学んだと思っていますが、それも学校で英語の授業があったから続けられたのではないでしょうか。
 私も中国語の入門編は簡単すぎる、というレベルになってみたいです。今は難しすぎるということはないと思いますが、最初の2ヶ月以外は簡単すぎてはいません。
 日本語の表記の複雑さ(表意文字と表音文字の混合、表意文字の読み方が多様)はフランス人のマニア根性をくすぐるようで、オタク向けの言語のように思います。日本オタクっているんですよ。日本語オタクとか漢字オタクも。日本語の漢字の読み方がいろいろある、というのは中国人も疲れるみたいです。うちの子たちも音読みを嫌がります。ハイソで、高尚な言語だから頭が良くなる、などと言っていますが今いちノリが悪いです。

初めまして。

こんにちは。
とてもおもしろいブログですね!
初めて拝見しました。
私は、長年「自分にとって心地よい音」というものが何かなのかを追求してきました。
外国語で言えば
英語、スペイン語と韓国語はきいていて落ち着く音なんです。変ですけど、得に言えば英語の "responsibility" とか スペイン語の "hasta manana" とか 韓国語の "チョア" とか。
逆に ドイツ語の「グ」って音とかフランス語の「ジュ」って音は心地悪い音に感じるのです!言葉全体ではなくたまにそういう音が含まれていると感じるのです。不思議ですよね! 日本語でも私は関西なので関西弁は心地よい分類に入ります。日本語でも色々ありますね! またのぞかせてもらいます♪

Azelさんへ

  外国語の心地よい音ってありますよね。私は個々の音より全体的はイントネーションが気になる方です。スペイン語の音は好きです。特にチリとアルゼンチンの人のスペイン語がきれいに聞こえました。フランス語の「ジュ」は好きです。でも最初から好きだったわけではないので、あとから味が出たって感じです。関西弁は私も好きです。抑揚がメロディアスだと思いますし、日常語でも敬語が発達していて美しい気がします。
 もちろんまた遊びに来てくださいね。
プロフィール

まゆの

Author:まゆの
1991年よりフランスに住んでいる。いろいろな言語をかじってはいるが使い物になるのはフランス語と英語だけ。中国語に限らず独学は初めて。こんなところで一人で何ができるのか挑戦してみようと中国語を始めるも思うように進まず、勉強を継続するためにこのブログを立ち上げた。その後、前に少し勉強したが忘れ去っているアラビア語とイタリア語も少しずつやり始めた。現在は、時間的な事情と学習環境が作りやすいイタリア語に集中することにして、あきらめずに続けている。メインブログとしてフランス語とフランス生活のブログを運営している。

2010年10月からしばらくイタリア語に集中することにし、

現在のメインテキストは
Allegro 3. +CD. Libro dello studente ed esercizi
その他、自主学習用にいくつかの参考書や問題集を使用している。

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