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イタリア語の新教材

   今日は注文してあった長女の学校で使うというドイツ語のワークブックが届いたという連絡が入り、書店まで取りに行った。行ったのはリヨン市内の英語の本+外国語の学習書ばかり置いている書店である。ワークブックを受け取ったのがドイツ語など、いろいろな外国語学習書ばかりが並ぶコーナーの一角であったため、ついでに売り場に並ぶ学習書を目にすることとなった。そこでぱっと目に付いたのがこの教材。

Harrap's italien


 この書店のこのコーナーは機会があれば出入りしており、よく出回っている教材は大体見て知っていたので、見慣れない表紙が注意を引いた。あまりセンスがいいとは思えないデザインの表紙であるが、INNOVATIONという文字にすぐ興味を感じた。ついつい、なんか画期的で凄いメソッドなのではないだろうか、という気になってしまう。そこですぐ解説を見ると、100% audioとあり、テキストはない、と書いてある。つまりこれは前にここでも記事を書いたことのあるピンズラーメソッドと同じようなものではないか、と思った。CD7枚で75ユーロ、意外に安いではないか。ピンズラーはもっとずっと高いし、第一書店では販売していないのでネット注文になる。宣伝文句によると、速くて効果的でとにかく聞いていればいい、という楽そうなメソッドである。どのようなメソッドなのか興味がわいたので、最近お金がないにも関わらず買ってしまった。(お金は完全になくなる前に使わなければならない。)

 そしてたまたま待ち時間が少しあったので車の中で教材を開け、解説の小冊子に目を通した。小冊子にはCDの内容のイタリア語のトランスクリプションが後ろの方についているようだったが、とにかくテキストは見ないメソッドなのでそちらは見ず、解説だけ読んだ。このメソッドの開発者は表紙に名が出ているように、Michel Thomasというフランス人で、アメリカで長年フランス語などの外国語を教えていた人らしい。このメソッドで勉強したという俳優などの有名人のリストが付いていた。(あまり意味がないと思うが。)そしてテキストはなくて聞くだけ、メモと取るな、復習をするな、やっていることを覚えようとするな、と書いてある。「本当にそんなのでいいのだろうか。」そしてこのメソッドを終えたら、イタリア人とどんどん話せ、イタリアに語学留学する機会のない人はイタリア語の新聞雑誌を読み、ネットでイタリア語のラジオを聞け、とある。CD一枚が75分らしいので、8.75時間で聞き終わることになるが、そんな短時間に雑誌を読んだりラジオを聴くレベルに本当に達するのだろうか。

 小冊子なので解説もすぐ読み終わり、一枚目のCDを聞いてみた。どんな人でも最初から飛ばさずにやれ、とも書いてあったのだ。(これもピンズラーと似ている。)一枚目のCDは11トラックあり、最初のトラックは単なる解説で小冊子に書いてあった注意事項やメソッドの使い方などを説明しているのみ。その話し方が妙に遅くて疲れたが、のろまなフランス人や外国人でも使いやすい、ということだろうか。このメソッドとピンズラーの大きく違うところは、録音が先生+生徒二人でなされていることだ。先生が「~のことを何と言う?」と聞いてくるのでそれを外国語で言う、という点はピンズラーと同じだが、このメソッドでは、質問の後にチャイムが鳴り、ここでCDを止めてゆっくり考えていいことになっている。そして他の生徒に混じって私は3人目の生徒として参加するわけである。

 トラック2からレッスンが始まったが、チャプターやレッスン番号などはなく、どんどん続いていくようである。つまり止めたいところで止めて、トラック番号を目安に、次の時に続きを聞く、というやり方なのだ。トラック2とトラック3を聞いて合わせて10分ぐらいだったと思う。Buongiornoからやるのかな、と思ったら違っていた。ピンズラーは単語を分解し発音して、「分かりますか?」「分かります。」などと文単位で展開していった記憶があるが、これは「フランス語の-ibleはイタリア語では-ibileになる、と説明があり、いろんな例が出てきて(terrible→ terribileなど。)possibleはイタリア語で?と質問される。当然 possilbileと答えると褒められる。こんなところから始まり、3の終わりには、Mi dispiace, ma non è possibile per me così. という文を自分で作ることになる。per me 以外にper leiper Leiもやっており、肯定文も出てきた。数分で随分進んだ、という印象を受けたのは事実である。

 不満に思ったのは生徒がのろくて下手なこと。発音もフランス語訛りが強く、私が聴いても「それはフランス語でしょ。」と思ってしまうほどひどい。しかも簡単なところで詰まって考えている。しかしこれも考えようによっては「私って上手いなー。」と優越感に浸ることが出来、自信につながるのではないか。このメソッドの解説によると、語学は覚えようとして焦ることで緊張が生まれ逆に覚えられないらしいのだ。だから優越感に浸って自信を持った方が緊張が少なく覚えやすいのかもしれない。生徒個人の努力ではなく、先生の力で覚えていくメソッドなのだそうだ。確かにInnovationであるように聞こえる。「お金を払っているのに、どうして私が頑張るのだ?」と思う生徒がアメリカには多いのだろうか。そんなことも考えた。

 やってみるとピンズラーより忙しくない。先生のしゃべり方がゆっくりしており、他の生徒が考えている間に自分ももう一度考える時間が生まれる。生徒のすぐあとに先生が繰り返しているのでそこで自然に繰り返す時間も生まれる。短時間に効率よく進んだ気がした。この調子でどこまで進むのだろうか。

 テキストを見ないので綴り字は関係ないかというとそうでもなく、先生が綴りを口で言ってくれる。イタリア語の綴りはあまり複雑ではないので、これでなんとかなるのかもしれない。このメソッド、楽しいし効果も期待できると思うのでこれからも続けて行きたいが、これはイタリア語がフランス語に似ている上に綴りがややこしくないので出来るメソッドではないだろうか。同シリーズの他の言語は見当たらなかったが、このやり方でドイツ語やロシア語、中国語なども可能なのだろうか。

   と思って探してみると、フランスではまだイタリア語しか出ていないようだが、アメリカでは中国語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語など、いろいろ同一のメソッドで出ているようである。フランス語ももちろんある。

 念のため、リンクをつけておく。

Speak Italian With Michel Thomas (Speak... with Michel Thomas)

French With Michel Thomas: The Fastest Way to Learn a Language (Deluxe Language Corses with Michel Thomas)

 解説にあるようにこれを終えたら雑誌やラジオがすらすら、というのが理想だが、これだけでイタリア語をマスターなんて話が上手すぎる。しかしこれの上級編も出ているので進級して続けることもできるのがうれしい。さてあと8時間半、これを聞いて勉強していこう。

 

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テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

まゆの

Author:まゆの
1991年よりフランスに住んでいる。いろいろな言語をかじってはいるが使い物になるのはフランス語と英語だけ。中国語に限らず独学は初めて。こんなところで一人で何ができるのか挑戦してみようと中国語を始めるも思うように進まず、勉強を継続するためにこのブログを立ち上げた。その後、前に少し勉強したが忘れ去っているアラビア語とイタリア語も少しずつやり始めた。現在は、時間的な事情と学習環境が作りやすいイタリア語に集中することにして、あきらめずに続けている。メインブログとしてフランス語とフランス生活のブログを運営している。

2010年10月からしばらくイタリア語に集中することにし、

現在のメインテキストは
Allegro 3. +CD. Libro dello studente ed esercizi
その他、自主学習用にいくつかの参考書や問題集を使用している。

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