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カトー・ロンブーの外国語学習についての本

 以前このブログのコメントで言及された方がいらっしゃったので、取り寄せて読んでみたのがこの本、カトー・ロンブー著「わたしの外国語学習法」である。

わたしの外国語学習法 (ちくま学芸文庫)

 有名な本らしいのだが知らないでいた。しかし、この本、特別内容が難しいわけではないはずなのに、読了するのに妙に時間がかかった。訳がこなれていないのである。試験の和訳じゃあるまいし・・・と言いたくなる、いかにも翻訳しました、という文が多すぎて読みにくかった。

 それはともかく、この本の内容だが、学習法よりも通訳の仕事についてのエピソードの方が多いように思われた。それはそれで面白かったので、まあいいのだが。

 さて学習法についてだが、やはり生半可なことでは外国語は習得できないな~、と思わざるを得ない。何もこの本に限ったことではないが、「○○勉強法」というのは大抵、出来そうでいて出来ない、分かっているのに実行できない、ことが書いてあるものなのだ。だったら読むな、ということになるのだが、ついつい読んでしまう哀しい習性なのだ。

 しかしせっかく読んだのだから、具体的に参考になったことをここにメモしておこう。

 学習言語の本をとにかく読め、という勉強法は多い。(シュリーマンも確かこの方法を推奨していた。)しかし何を読むのかまでは書いていないことが多いが、この本には例が挙げてあった。フランス語の場合André Mauroisがお奨めらしい。恥ずかしながら知らない作家で、書店で探してみたが見つからなかった。ネットで探してみるか・・・。しなやかで自然な文体なのだとか。ぜひ読んでみたいものだ。

 さて読み方だが、この本が挙っているところでは辞書を使わずに読み進め、とは書いていない。それどころか

「作品としつこく付き合うだけの辛抱強さがあり、幾度も幾度もそれを分解し、また継ぎ合わし、再びズタズタに切り裂いては、元通りに戻してみるということをやっていくならば、そこから実に多くのことが学べるはずです。」

と書いてある。確かにそうだろうが、気軽にできる勉強法ではないだろう。

 単語の暗記法、という章があり、コンテキストから切り離さず覚えろ、と書いてあったように思う。「単語の暗記」というものを意識してした経験が少ない不真面目な学習者としては、自分のやり方というものが確立していないので参考になる点もあるかと思ったが、特別なやり方はないようである。

 「アルファベット順に順序立てしないような単語帳を自主制作すること」

というのがある。その単語を見たときの状況や気分が記憶に作用するからだと思う。これは単語帳という名前ではなく、特に制作する意図はないのだが、昔から私がやっていたことだ。ただ、書き留めてもその後見ることが少ないので活用できていないのだが。

 ラジオ放送を利用しての勉強法があり、これが参考になるかもしれないと思った。ラジオ番組のポッドキャストを利用するようになったので、勉強に使えないかと思い始めたからである。やり方は考えてはいたがまだ実行していないやり方に似ていた。

 聞いていて分からない単語に出会うとそれをノートに書き留め、放送終了後辞書で調べる。それからすぐにではなく一、二日おいてからその語彙を単語帳に書き込む。

 すぐ書き込まずに時間をおく、というところが良さそうだ。このことで同じ語に2度触れることになるからだ。

 さらに録音したものを、その時点で必要な限りのことをそこから絞り出しきるまで何度も聞き、消さずに取っておく。

 私のポッドキャストは一度聞いて「ふーん」と思ったら消しているので、勉強用にしようと思ったポッドキャストは語彙を調べ保存するといいかもしれない。

 これを実行するには、何度も聞くに堪えうる内容の教材があるか、ということにかかっている気がする。つまり難しすぎては使えないし、簡単すぎても駄目だ。聞いていて分からない単語が一つぐらいでは何度も聞く気はしないだろうし。

 発音に注意を集中する。

 自国にいて独学の場合、ラジオ番組の自然さは練習になると思う。語学学習用の不自然な録音ばかり聞いていては上達しないと思うからだ。

 学習に利用できそうに思うポッドキャス番組があるのだが、2-3分間のポッドキャストで知らない単語は一つか二つだと思うので実行できそうに思う。フランス語のラジオ番組で以前から面白いと思っていたのがポッドキャストできることがわかったのだ。いずれメインブログで紹介するつもりだ。私のイタリア語や中国語はこういう勉強をするレベルではないように思うが、きっとこの本の著者ならそういう余計なことは考えず、ラジオや原書に挑戦するのだろうなー。イタリア語はともかく中国語のラジオは苦しそうだ。

 そして外国語学習の10の教訓というのがある。抜粋、要約してみる。

① 外国語は毎日学習すること。全く時間がないなら最低10分はやること。(これはやっていると思う。)

② 学習意欲が減退しているときは自分を鞭打たず、別の形でやる。(学習を完全にやめなければいいと思っているので、これも自然にやっていると思う。)

③ 文脈から引き離して覚えこまない。(これは覚えこむ努力をそもそもしていないのでやっていない。)

⑤ あらゆる物事を頭の中で訳してみること。(これは昔やっていたことがあり、有効だと思うが、初級レベルの外国語では実行しにくい。)

⑧ 四方、八方から同時に襲撃せよ。(一つの本だけコツコツやる、とかそういう大人しいやり方では進まないだろう、と最近考えていたところで、まさにこれだ。)

⑨しゃべることや誤りを恐れず、直してくれるように頼み、直されてもいじけない。(これは重要なことだ。しかし、しゃべる機会に恵まれ、直してくれる人がいる環境にいる学習者でないと無理だ。)

⑩ どんなことがあっても自分は目標を達成できるのだ、と固く確信する。(これは語学学習に限らず何かを成し遂げるために必要なことだろう。しかし目標が特にない私はどうなる?続けるのが目標なのだが、それじゃ甘いな。)

 というわけで、「学習法」と言ってもコツコツ努力する以外に特別なことはなく、誰でも出来るようで出来るものではない、といういつもの結論に至ってしまう。世の中、そんなに甘くはないのだよ・・・。とにかく勉強するしかない、ということだ。

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テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

まゆの

Author:まゆの
1991年よりフランスに住んでいる。いろいろな言語をかじってはいるが使い物になるのはフランス語と英語だけ。中国語に限らず独学は初めて。こんなところで一人で何ができるのか挑戦してみようと中国語を始めるも思うように進まず、勉強を継続するためにこのブログを立ち上げた。その後、前に少し勉強したが忘れ去っているアラビア語とイタリア語も少しずつやり始めた。現在は、時間的な事情と学習環境が作りやすいイタリア語に集中することにして、あきらめずに続けている。メインブログとしてフランス語とフランス生活のブログを運営している。

2010年10月からしばらくイタリア語に集中することにし、

現在のメインテキストは
Allegro 3. +CD. Libro dello studente ed esercizi
その他、自主学習用にいくつかの参考書や問題集を使用している。

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