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「語学はやり直せる!」を読んで

 黒田龍之介著、「語学はやり直せる!」という本を読んだ。楽しい本だった。この著者とは気が合いそうな気がした。

   語学はやり直せる! (角川oneテーマ21)

 語学学習の楽しさにはいちいち共感したし、書き方が面白くて楽しんで読めた。語学をこれから始めたい、やり直したいという方を励ますための本のはずが、後半、語学のプロの心構えや勉強法の話になってきてちょっと脱線しているように思ったが、私には面白かった。その後また語学学習の話に戻っているので本としてのまとまりは一応ついている。

 語学学習で突き当たる壁の話があり、私の語学学習に照らし合わせ考えさせられた。語学の壁は大きく分けて3つあると言う。

①発音が上手く出来ない。
②文法が理解できない。
③単語が覚えられない。

 中国語を一人で始めた時すぐに①の壁にぶつかった。でも私は一応音声学や音韻論を学んだ経験があるので、自分が発音できなくても、どこが違うのかある程度掴めたし、どのように練習すればいいのかも今までの経験で分かる気がした。だから中国語の発音は手ごわい、とは思ったが躓いてしまうほどの壁にはならなかった。今も中国語の発音は難しいと思っているが、それが学習の妨げにはなっていない。

 ②の文法は難しくても注意して解説を読めばいつかは理解できるし、練習を重ねればいつかは頭に入る、とずっと思ってきた。文法が苦手、という人の多くは文法用語が理解できていないことが多い気がするのだが、私の場合、言語学を専攻していたので文法用語に抵抗がなく、フランス語や英語の文法用語だって覚えたわけで、文法用語のせいで語学学習に支障が生じるなどあり得ない、と自負してきた。しかし最近になってこれは西欧語に限る、ということに気がついた。私が学んできた文法用語は西欧語を基準にしているらしいことに中国語を勉強していてやっと気がついたのだ。

 中国語をやっていると耳慣れない用語が出てくるし、用語の指す内容がどうも納得が行かなかったりもして、つまらぬところで引っかかりを感じてしまう。用語なんて単なるラベルなので知らなくてもいいのだが、やはりいろいろな説明は用語を使ってなされるので、覚えないと何の話なのか見えないことになってしまう。文法用語が苦手ってこういうことか、と思う。いやはや新しい経験である。しかしこれも今はまだ不慣れなので戸惑っているが、勉強を続けていけば少しずつ慣れていき、いつかは分かってくるはずなので、不便は感じているが不安は感じていない。いつかは理解出来て頭に入る、と信じている。

 ③の単語。これは私のアラビア語の学習を完璧に妨げている。フランス語は学術書もよく読んでいたので日常会話以外の語彙も覚えていると思うのだが、単語を必死で覚えた記憶がない。中国語もイタリア語も単語は特に努力していないが、単語が悩みの種にはなっていない。きれいさっぱり忘れる、ということはあまりないのだ。不完全ながら単語の半分ぐらい覚えていたりするし、前に見た単語は意味を覚えていなくても「あ、これ、前に見た。」と思う。ところがアラビア語は、どの単語も前に見たことがあるような気がすると同時に、全然見たこともないような気がして、話にならない。○○のことをアラビア語でなんと言うのか、と思っても答えられる語が異常に少ない。覚えたはずの語も嘘のようにきれいさっぱり忘れ去っている。私とアラビア語は相性が悪いと思っているのだが、他に何か理由がないか、と今考え中である。

 この本には苦手の克服法が書いてあるようなので、③の単語の続きを熱心に読んだ。何か秘訣があるかもしれない。ところがこの本の著者はあっさり言う。「そんな秘訣はない。自分でいろいろ試してください。」あ、そうですか。やっぱりないんですか・・・。しかしこうはっきり言われてかえってすっきりした。気が晴れた。そうさ、秘訣なんてないさ・・・。

 とにかく覚えるしかないらしい。1000語ぐらいまず覚えるのがいいらしいのだが、私のアラビア語の語彙は100もあるのだろうか、と思う。うーん、今年の目標の一つに「アラビア語の語彙力アップ」を入れよう。今のレベルが低いのでアップは簡単なはずなのだが、なんせ相性が最悪なのでねー・・・。

 こんなわけで、笑いながら楽しんで読んだ部分と自分に引き付けて考えながら読んだ部分のある本であった。この著者に好感を持ったので他の本も読んでみたいと思う。

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テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

まゆの

Author:まゆの
1991年よりフランスに住んでいる。いろいろな言語をかじってはいるが使い物になるのはフランス語と英語だけ。中国語に限らず独学は初めて。こんなところで一人で何ができるのか挑戦してみようと中国語を始めるも思うように進まず、勉強を継続するためにこのブログを立ち上げた。その後、前に少し勉強したが忘れ去っているアラビア語とイタリア語も少しずつやり始めた。現在は、時間的な事情と学習環境が作りやすいイタリア語に集中することにして、あきらめずに続けている。メインブログとしてフランス語とフランス生活のブログを運営している。

2010年10月からしばらくイタリア語に集中することにし、

現在のメインテキストは
Allegro 3. +CD. Libro dello studente ed esercizi
その他、自主学習用にいくつかの参考書や問題集を使用している。

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