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ロマンス語の定冠詞・不定冠詞、単数・複数

 この頃、イタリア語の文法練習問題にいそしんでいるが、やっているとフランス語の入門期のことをついつい思い出してしまう。

 近頃やっていたのは単語が30個ぐらい並んでいるので、一つ一つ不定冠詞や定冠詞をつける、単数の定冠詞から複数の定冠詞にする、という問題だ。1番に30個、2番に30個、というぐあいにずらっと並んでいて、やる前から面倒臭くて溜め息が出そうになる。そこを一つずつ地道にやっていくわけだ。

 やりながら思ったのは、イタリア語のこの練習はフランス語ほど不毛ではない、ということだ。フランス語は男女の区別が分からなくて、単語の意味を知っていても辞書で性別を確かめなければならなかった。意味を知らない単語も多数あったのでとにかく辞書を引きまくった。(面倒くさい時は周囲のフランス人に尋ねていた。外国人用の練習問題に出る語の男性名詞、女性名詞の区別は誰でも知っているので、みんな親切に教えてくれた。)その点、イタリア語は男女の区別は大体見当がつくので、ilではなくloになったりする最初の子音の種類とか母音で始まっていないかなどに注意すればいいわけで、ポイントがはっきりしている。それに意味も大体分かることが多く、辞書を使う回数はフランス語の時よりずっと少ない。フランス語のときはほとんど全部調べていて疲れたが、イタリア語はそれほどでもない。

 単数から複数に変える問題はフランス語では特殊な複数形(sではなくxがつくやつ。)以外はやらない。名詞の後ろにsをつけるだけだし、冠詞も定冠詞lesか 不定冠詞desしかないので、わざわざ練習することもない。イタリア語は複数がちょっと複雑なので練習問題をいろいろやった。今日は変則的な複数が出てきて面食らった。

 「唇」 il labbro の複数形を機械的に× i labbriとしたら違っていた。正しくはle labbraえ!?と思ってしまった。Leは女性につける定冠詞である。複数になったら男性が女性になるの?なんとも奇妙ではないか。しかも語尾がa、単数形のままである。大体「唇」はペアになっているもので、フランス語はいつもles lèvresと複数形である。単数形って何?上唇だけとか下唇だけとかいうことなんだろうなー。体の部分の名詞には不規則な複数が幾つかあるようである。文法書に書いてあった。厄介なことである。

 さらに 定冠詞+語尾の母音の問題があり
___ di___
の空欄を埋めよ、という問題があった。ここは迷わず
il dio(神)
とした。するとその後複数にせよという問題が出た。
i dii ???
となって困っているとヒントとして
___ de___
と書いてあるので、素直に
× i dei
と書いたらこれが間違い。正しくは
gli dei
なぜにgli?

その昔、フランス語のクラスで敬虔なクリスチャンだというポーランド人の女の子が言った。

「Les dieuxって何ですか。神が複数になるなんて変です。」

先生はこともなげに答えた。

「ギリシャの神々は大勢います。神は単数と決まっているわけじゃありません。」

当時、多神教の方が陽気で愉快だ、と思っていて私は「そうだ、そうだ、古代ローマもエジプトもインドも日本もそうだし、自然なのは多神教だー。」と思ったわけだが、イタリア語のこの無意味に複雑な「神」の複数を見ると、多神教がなかったら覚えることが一つ減ったのにな~と思わずにはいられなかった。

 こんなことをぼやきながら問題集をやっているが、この問題集の賢いところはこの練習を動詞の変化の練習の後にもってきているところだ。この練習を先にやったら、動詞の前に疲れて脱落する人が増えるに違いない。フランス語をやったときは冠詞から始まってかなり疲れた記憶がある。延々続く単語のリストに男女の区別をつけながら冠詞を付けていく。あるいは男性名詞を女性形に直す、というような半ば機械的でありながら辞書を離せない作業を続けながら、「いったいいつになったら文が出るの?単語ばっかりじゃない・・・」と思ったものだ。

 ロマンス語を志す皆さん、フランス語よりイタリア語のほうが男女の区別がはっきりしているので愉快です。ただイタリア語のほうが複数や冠詞の種類が多いので覚えることが多くて面倒です。どちらが勉強しやすいでしょう?私が思うにロマンス語で勉強しやすいのは多分スペイン語でしょう。男女の区別がはっきりしているし、複数も面倒じゃありません。

 日本人にとって発音がしやすいのもスペイン語かイタリア語だから、なんだかフランス語は損をしている。しかし簡単そうだから勉強したい、というものでもないのでこれでいいのだろう。

 

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テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

まゆの

Author:まゆの
1991年よりフランスに住んでいる。いろいろな言語をかじってはいるが使い物になるのはフランス語と英語だけ。中国語に限らず独学は初めて。こんなところで一人で何ができるのか挑戦してみようと中国語を始めるも思うように進まず、勉強を継続するためにこのブログを立ち上げた。その後、前に少し勉強したが忘れ去っているアラビア語とイタリア語も少しずつやり始めた。現在は、時間的な事情と学習環境が作りやすいイタリア語に集中することにして、あきらめずに続けている。メインブログとしてフランス語とフランス生活のブログを運営している。

2010年10月からしばらくイタリア語に集中することにし、

現在のメインテキストは
Allegro 3. +CD. Libro dello studente ed esercizi
その他、自主学習用にいくつかの参考書や問題集を使用している。

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