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原書ペーパーバックの英語に思う

 ハリー・ポッターを読んでいて、 原書の英語は学校で習った英語とは違うことがある、と改めて思った。読んでいるときに、これっておかしいんじゃないかな、と思う文に時々出くわすのだ。この本だけではなくて、他の本でも、ここにコンマを入れるんじゃないのかな、とか思うことは時々あるし、学校で習った英文法と違うんじゃないのか、と思うこともある。


 例えば、ハリー・ポッターで言うと、


One thing was certain, there is no television in there.


という文が出てきた。この文の「in」は要らない、というように習ったと思う。


 この本は外国人用の英語学習書ではなくイギリス人が普通に読む本なので、一般的にはこういう言い方が通っているということだろう。


 中学のときに「often」の「t」は発音してはいけないと教えられたが、英語の歌を聞くと、「t」が発音されていたり、イギリスに行ったら「t」を発音している人がいることに気が付いた。今、最近の辞書を見たら「t」を発音する人が増えてきている、と書いてあった。言語って生き物なのだ。正しいとされる基準も変わっていく。


 数年前、イギリスの大学に研究発表のために行ったときに、イギリス人とアメリカ人がThere's four lions.という文は正しい、という話をしていた。そこで私がThere ARE four lions.じゃないのか、と言うと、彼らが言うには、もちろんそれが正しい、でも口語ではThere'sも使われており、変に思わない、と言うのだ。「じゃあThere is four lions.は?」という私の質問には二人とも「There's なら正しい。There isは間違いだ。」と言っていた。There's はthere isの短縮形と習ったのだが、違うのだ。それは一般に言われていることとは違う、と私が指摘すると、一般的な見解は彼らの見解とは異なっており、彼らの見解が正しい、と主張していた。


 だから原書を読むと、「え?これもいいの?」ということがあって、自分の受けてきた教育を疑うことになってしまう。何十年も前に習ったことは変わっている可能性があり、規範的な文法と実際の言語生活ではズレも見られる。そう思って文法を勉強しなければならないのだが、覚えたことと違っていることも結構ありますよ、と同時に言われたら真面目に勉強する気が薄れるではないか。


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テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

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言葉は世につれ

there's + 複数名詞の問題ですが、「ジーニアス英和」(1998年版)に以下の記述がありました。
---
(4) 《略式》では複数の語がきてもしばしば単数で受ける. この場合通例there'sとなる:There's a book, a notebook, and a ball-point pen on the table. テーブルの上に本,ノートそれにボールペンがある《◆このように単数名詞を列挙する場合に多い》/There's two patients in the waiting room. 待合室に患者が2人いる.
---
まだ「略式」の段階のようですが、遠い未来に「本式」になるかも知れないですね。フランス語の voila みたいになるのかも(妄想)。

るもんがさんへ

 there'sが辞書に載っているんですか?手元の電子辞書の英和、英英で見たけど短縮形としか出ていませんでした。でも辞書に出始めたら、正しいと認められるのは時間の問題でしょうね。この例ではイギリスでもアメリカでも等しく正しいとされているようなのが興味深い気がしました。

 フランス語の否定のneは日常生活ではほとんど抜けてpasだけになっていますが、まだ書き言葉では落としてはいけない、ということになっています。でも100年もしないうちに、なくてもOKになるのではないかと思っています。小説などでも会話部分では抜いて書いてあることもありますから。

 日本語の「ら抜き言葉」も間違いであるとされていますが、これも時間の問題ではないでしょうか。抜いた方が筋が通っていると思いますし。

 ところで、voilàって短縮形だったんですか。

 言語の変遷と言えば、日本語はかなり変遷が速い気がします。私は一年ぐらい前からから日本のドラマのビデオを時々見るようになりましたが、日本を離れて16年で、平板アクセントが増えているのにびっくりしました。新聞などで若者に平板アクセントの単語が増えている、というのは読んで知ってはいたのですが、予想以上に広がっているという印象を受けました。
 
 日本のポップスや歌謡曲をうちの子供に聞かせると日本語の発音がおかしい、と言います。歌では英語化された発音が多いんですよね。言語にはいろんな側面があり、英語っぽい方が格好いいと思えば英語っぽく発音するということですよね。(止めて欲しいですけど。)

るもんがさんへ

voilàはそういう意味でしたか。失礼しました。

 英語は比較級、最上級が二つずつあって複雑、ということですが、私はフランス語の入門期に、逆にフランス語は比較級と最上級が似すぎていて紛らわしいような気がしました。あと形容詞が名詞の後ろに付いたり前に付いたり、形容詞によって違うとか、同じ形容詞でも後ろと前で意味が違うとか、初心者が混乱しやすい点が多いように思います。その点、英語のほうが素直なのでは?

 Lequel est le plus grand?、そう言われてみれば確かにその通りですね。意識していませんでした。

 私は英仏語で「何番目?」という言葉が見つからず困ったことがあります。考えても無いんですよね。無理やり作ってcombien-ièmeと言っても通じますが、こんなことは書き言葉では出来ませんし、この点、不自由な言葉です。

 
プロフィール

まゆの

Author:まゆの
1991年よりフランスに住んでいる。いろいろな言語をかじってはいるが使い物になるのはフランス語と英語だけ。中国語に限らず独学は初めて。こんなところで一人で何ができるのか挑戦してみようと中国語を始めるも思うように進まず、勉強を継続するためにこのブログを立ち上げた。その後、前に少し勉強したが忘れ去っているアラビア語とイタリア語も少しずつやり始めた。現在は、時間的な事情と学習環境が作りやすいイタリア語に集中することにして、あきらめずに続けている。メインブログとしてフランス語とフランス生活のブログを運営している。

2010年10月からしばらくイタリア語に集中することにし、

現在のメインテキストは
Allegro 3. +CD. Libro dello studente ed esercizi
その他、自主学習用にいくつかの参考書や問題集を使用している。

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